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投資家は人民元中心レート設定の意図を誤解した-人民銀の馬駿氏

更新日時

中国人民銀行(中央銀行)のチーフエコノミスト、馬駿氏は同行が対ドルで設定する人民元の中心レートの最近の動きについて、投資家が意図を誤解したと指摘した。数日前には中心レートが0.5%引き下げられ、世界の市場が動揺した。

  馬氏は人民元の中心レートは前日の終値と通貨バスケットの動きに基づいていると説明。また、人民元が米ドルではなく通貨バスケットとの変化で価格設定されることに投資家が順応すれば、元の下落圧力は和らぐだろうと述べた。

  これらのコメントは11日、人民銀の公式ウェブサイトに掲載された。同行は先週、中心レートを相次ぎ引き下げたが、意図的に元安誘導を狙ったとの印象を修正しようとしている様子が見て取れる。

  馬氏は、市場参加者の間に中心レートの前日からの変化に注目して人民銀の意図を読み取ろうとする動きが最近あると言及し、「それは誤解だ。中心レートは前日終値や通貨バスケットの変動を含む要因で決定している。市場参加者は中心レートと前日終値、通貨バスケットの変動に注目するべきだ」と呼び掛けた。

  人民元は米ドルにペッグするべきではないとし、今後はドルよりも通貨バスケットへの連動性が強まるとの考えを示した。同時に、人民銀が日々の人民元の変動幅を「適切に制限する」だろうともコメントした。

  人民元を単一の通貨にペッグさせれば中国の貿易競争力に著しい変動が生じる恐れもあり、国際収支の不均衡が増すほか、裁定取引の活発化を招くと警告した。

原題:PBOC’s Ma Says Investors Misunderstood Intentions on Yuan Fixing
PBOC’s Ma Sees Stable Yuan as Peg Shifts to Basket From Dollar(抜粋)

(1-3段落に発言内容を追加します.)
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