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アジア・太平洋株式サマリー:中国株が急落-香港、インドも下げる

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  11日の中国株は急落、今年に入って世界で最も大きく下げていた株式相場は一段安に見舞われた。景気回復と金融市場安定化を目指す政府の取り組みについて投資家の信頼感が後退している。

  先週10%下げた上海総合指数は5.3%安で終了。9日発表の中国の2015年12月生産者物価指数(PPI)は前年同月比5.9%低下となった。PPIの前年水準割れは3年10カ月連続。また11日の取引では、先週の数営業日に見られたような政府系資金による株価下支えの買いを示す兆候はほとんど認められなかった。中国人民銀行(中央銀行)はこの日、人民元中心レートを前週末とほぼ同水準に設定し元は上昇したが、株価は下落した。

  今年に入っての中国株式相場の急変動と人民元安により、中国共産党指導部の経済運営能力への懸念が再燃した。同国経済は今年、1990年以来の低成長が見込まれている。

  申万宏源集団のセールストレーディング責任者、ウィリアム・ ウォン氏(香港在勤)は「悲観的見方が主流となっている」と指摘。「PPI統計は中国経済がスランプから抜け出せないことを裏付けている。弱い成長や海外市場のボラティリティ、元安圧力を考慮すれば、市場情勢は今後も困難が予想される」と分析した。

  CSI300指数の11日終値は5%安。香港市場ではハンセン指数が2.8%安の19888.50と、2013年以来初めて20000台を割り込んだ。ハンセン中国企業株(H株)指数は3.9%下げ、この14年間で最低水準となった。

  オフショア元相場は0.65%高の1ドル=6.6399元。一時0.37%安を付けた後、反発した。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  11日のインド株相場は下落。先週に週間ベースで4年ぶり大幅安となった流れを引き継いだ。タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)の2015年10-12月期決算を翌日に控える中、中国の景気見通しに対する懸念が強まった。

  インドステイト銀行は6営業日続落。トラクターメーカーのマヒンドラ・アンド・マヒンドラは4カ月ぶり安値まで下げた。時価総額で国内最大のTCSも決算発表を前に1.4%安。一方、リライアンス・インダストリーズは1年半ぶりの高値まで買い進まれた。

  指標のS&P・BSEセンセックスは前週末比0.4%安の24825.04と、1年7カ月ぶりの安値で終了。モディ首相率いる人民党が総選挙で大勝した2014年5月以降の上げをほぼ消した。同首相の経済改革への期待が薄まっていることが背景にある。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前週末比1.2%安の4932.24。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前週末比1.2%安の1894.84。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前週末比1.3%安の7788.42。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

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