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欧州債(11日):総じて下落-週内に最大250億ユーロの債券発行か

  • スペイン債の下げ目立つ、カタルーニャ州で独立派の新政府が発足
  • ベルギーとスペインは銀行団を通じて10年債を発行の方針

11日の欧州債市場ではユーロ参加国の国債が総じて下落。今週は起債が多く、その発行総額は最大250億ユーロ(約3兆2000億円)に上ると、みずほインターナショナルは見積もっている。

  スペイン国債の下げが目立った。カタルーニャ自治州で分離・独立を掲げる新政権が発足する運びとなったことが背景にある。同国10年債のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)はここ2週間で最も広がった。中国人民元の中心レート引き下げを発端とするアジア株安や原油値下がりを受け、格付けが低めの国債の需要が後退したことも下げ要因となった。

  今週はもともと計画されている入札のほか、ベルギーとスペインが銀行団を通じて10年債を発行する方針を明らかにしている。

  キャンター・フィッツジェラルドの債券ストラテジスト、オーウェン・カラン氏(ダブリン在勤)は「発表済みと可能性のある債券発行を週内に控え、弱い週明けとなった」と述べてから、「年明け後は相場が力強かったので、小幅調整で下げているのかもしれない」とも発言。さらに、スペインの「政治状況はますます複雑になりつつある」と述べた。

  ロンドン時間午後4時33分現在、欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは前週末比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.54%。前週は12bp下げていた。同国債(表面利率1%、2025年8月償還)価格はこの日、0.255下げて104.28。

  スペイン10年債利回りは9bp上げて1.80%。独10年債とのスプレッドは一時127bpと、先月24日以降の最大に膨らんだ。

  オーストリアは12日、2025年と2034年に満期を迎える国債を発行する。その翌日にはイタリアが最大67億5000万ユーロ相当を発行。スペインは14日の入札で最大50億ユーロの資金調達を計画。これには銀行団を通じた分は含まれていない。

Spain's Yield Gap Over Germany Reaches 2-Week High

原題:Europe’s Bonds Fall as $27 Billion Supply Seen Swamping Market(抜粋)

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