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米国債(8日):上昇、週間では10月以来の大幅高-逃避需要で

更新日時
  • 株式の大幅安で債券需要高まる
  • 雇用の大幅増でも1月の国債上昇基調続く

8日の米国債は上昇。週間ベースでは10月以来の大幅高となった。株など比較的リスクが高いと思われる資産への信頼感が揺らいだことが国債の買いにつながった。

  10年債利回りは約2か月ぶりの低水準をつけ、米金融政策当局が利上げを決定した12月16日の水準を下回った。

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   ブラックロックの債券担当チーフ投資ストラテジスト、ジェフリー・ローゼンバーグ氏は「万事うまくいくというシナリオには説得力がない」と述べ、「中国や商品、信用をめぐる懸念がもっと大きな問題となれば、利回りが著しく上昇することはないだろう」と続けた。

  8日は長期債が上昇した。米労働省が8日発表した12月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比29万2000人増。ブルームバーグが実施したエコノミスト調査での最も多い予想も上回った。ただ、12月の平均時給は前月比変わらずと、市場予想を下回った。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.12%。同年債(表面利率2.25%、2025年11月償還)の価格は1/4上げて101 5/32。週間ベースで利回りは0.15ポイントと、昨年10月初旬以来で最大の下げ。

  2年債と10年債の利回り格差は1.18ポイントと、2012年7月以来で最小だった。

  年初来の米国債は0.9%高、米国株安からの逃避先となった。特に中国人民銀行(中央銀行)が人民元の中心レートを引き下げたことを受けて市場は混乱した。

  デリバティブ市場では今年の米利上げ回数は2回程度として織り込まれている。金利デリバティブのトレーダーは2016年末の実効フェデラルファンド(FF)金利は約0.8%とみている。連邦公開市場委員会(FOMC)当局者が示した同FF金利予測値は中央値で1.375%となっている。     

原題:Treasuries Poised for Weekly Advance as Haven Demand Resurfaces(抜粋)

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