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欧州債(8日):総じて上昇-独国債は週間では1カ月ぶり大幅上昇

欧州債市場ではユーロ参加国の国債が総じて上昇。年明け以降、堅調な滑り出しとなった。

  欧州債の指標とされるドイツ10年債は週間ベースで1カ月ぶりの大幅上昇。インフレが予想を下回る伸びだったほか、原油が値下がりし、中国市場の混乱と中東情勢で国債需要が高まったことが背景にある。

  8日の取引ではスペインからイタリア、ドイツに至る国債が上げ幅を拡大。この日発表された昨年12月の米雇用統計で賃金の伸びが予想を下回り、雇用者数増加のインパクトを弱めた。ドイツ国債利回りは前日に付けた1カ月ぶり低水準をやや上回る水準にとどまった。同日には120億ユーロ相当の債券が発行された。

  BNPパリバ(パリ)のシニア債券ストラテジスト、パトリック・ジャック氏は「今週の相場は主に2つの要因に左右された。リスクオフのムードと原油価格だ」と指摘。「欧州の国債にとって好調なスタートだ」とし、少なくともドイツやフランスなどの中核国にとってはそうだと語った。

  ドイツ10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.51%で終了。前週末比では12bp下げた。7日には0.48%と、先月3日以来の低水準に達した。同国債(表面利率1%、2025年8月償還)価格はこの日、0.235上げ104.535。

  同年限のイタリア国債利回りは3bp低下の1.53%、スペイン国債利回りも3bp下げ1.71%となった。

原題:Europe’s Bonds Start 2016 on a Roll as Bulls See Slow Inflation(抜粋)

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