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流動性の真空地帯が拡大、小口投資家が市場動かす-米ジェフリーズ

大手銀行にリスクを減らすことを強いる規制の圧力が、小口投資家のムードと行動に起因する値動きに対して市場を脆弱(ぜいじゃく)にした。米ジェフリーズ・グループのトップらがこう指摘した。

  ウォール街の金融機関が顧客の取引相手となるために保有している証券の在庫を減らした結果、市場に「相当大きな流動性の真空地帯が生じ、それはさらに拡大しつつある」とジェフリーズのリチャード・ハンドラー会長兼最高経営責任者(CEO)とプライアン・フリードマン執行委員会会長が顧客宛ての四半期書簡で分析。今後1年に市場が劇的に方向を変える「変曲点」をもたらす可能性のある世界的な動向について解説した。

  マーケットメーカー(値付け業者)は「高利回り債から欧州債、銀行ローン、ディストレスト債、株式まであらゆる証券の在庫を減らした」と指摘し、「在庫の信じられないほどの低水準に、極端なボラティリティ(変動性)と、ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)よりもムードに左右されがちな市場の難しさという負荷がかかっている」と説明した。

  小口投資家がニュースやソーシャルメディアからの情報に対してリアルタイムで反応しようとしていることや高頻度トレーダーの存在を、市場の安定を脅かす要素として挙げ、「これら全てが組み合わさって、小さな変曲点をはるかに深刻なものに変えるかもしれないと考えている。とはいえ、われわれは100%間違っているかもしれないし、そうあってほしいと望む」と両氏は記している。2016年について「楽観的だ」という。

原題:Jefferies Sees ‘Substantial’ Liquidity Void Growing in Markets(抜粋)

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