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中国の市場パニック、景気予想と矛盾-「ポジティブサプライズ」も

人民元下落や株式市場の売買停止といった中国金融市場に見られるパニックは、世界2位の経済大国が緩やかな成長鈍化にとどまるとのエコノミストらによる見通しと矛盾する。

  キャピタル・エコノミクスのアジア担当チーフエコノミスト、マーク・ウィリアムズ氏(ロンドン在勤)は「中国をめぐるセンチメントは今非常に暗いため、今後数カ月にポジティブサプライズがある可能性が濃厚だ」と指摘。英財務省で中国を担当したこともある同氏は「景気刺激策の効果が表れつつある兆しがある。より信頼性の高い経済指標の多くが安定化した」と述べる。

  ゴールドマン・サックス・グループによれば、19日発表予定の中国経済統計は小売売上高の伸び継続や、昨年11月から12月にかけての工業生産の一定の加速を示す見込み。住宅価格が落ち着き、金属相場は歴史的な安値から持ち直し、与信需要も再浮上しつつある。サービス業の調査はまちまちだが、活動拡大の範囲にとどまっている。

Out of Synch: GDP and Stocks

  ブルームバーグ・インテリジェンスのエコノミスト、トム・オーリック、フィールディング・チェン両氏はリポートで、「中国の市場で起きることと、経済で起きていることの関係性は常に薄い」と分析した。ブルームバーグのエコノミスト調査(中央値)によれば、中国の国内総生産(GDP)成長率は今年、昨年からわずか0.4ポイントの減速にとどまる見込み。

原題:China Panic Clashes With Outlook for Modest Growth Slowdown (1)(抜粋)

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