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中国サーキットブレーカー制度の停止、戦略欠くとの不安が再燃

  • 習主席は安定を確保しつつ、経済への政府の統制を緩める方針
  • ちぐはぐな対応では中国経済をめぐり疑念が生じるとホバネツ氏

中国が2016年に入って約1週間で導入したばかりの株式サーキットブレーカーの運用を停止し、人民元も下落した。市場では、世界第2位の経済大国が手探りで政策運営を行っているとの懸念が再燃しつつある。

  習近平国家主席は安定を確保し、共産党への信認を維持しつつ、中国経済への政府の統制を緩める方針を示しているが、今回の措置は新たなつまずきとなった。現在の混乱は、中国当局が辛うじて株安に歯止めをかけ、より市場に基づいた人民元相場を不器用な形で実現させようとした昨年夏の出来事を投資家に思い起こさせた。

  シルバークレスト・アセット・マネジメント・グループのチーフストラテジスト、パトリック・ホバネツ氏(ニューヨーク在勤)は電話インタビューで、安全かつ有能な手腕によって中国経済が運営されているのか、ちぐはぐなシグナルによって疑念が生じるとの見方を示す。

  ホバネツ氏は「既に割高となっていた相場の調整を昨年夏から現在まで先送りしたという事実が今回の動揺の一因だ」と指摘。「その間に中国経済も悪化しており、人々は公式の経済指標に懐疑的だ。そのような状況で一貫性を欠き、合理性がなく、納得できないと思われる政策対応が行われるのを見れば、一体何が起こっているのかと疑わざるを得ない」とコメントした。

China Trading Halted for Second Day This Week

原題:Circuit Breaker Suspension Renews Concern China Lacks Game Plan(抜粋)

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