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スキーヤーとエネルギートレーダー歓喜-欧州にようやく冬到来

  • 昨年は気温が過去最高を記録、今年は天然ガス・電力価格が上昇
  • 気温低下と降雪予報で暖房用需要は拡大する見通し

欧州の天然ガス・電力価格は昨年、過去最安値に下落したが、今年の年明けには寒冷前線ジェット気流が北極から南下し、寒波が到来した。

  ブルームバーグのモデルによれば、英国の天然ガス市場は2013年以降で最も強気なスタートを切り、住宅・工業用需要は来週までに42%増加すると予想されている。フランスでは6日までの電力価格がここ2年で最大の上昇を示したほか、送電線のデータではピーク時の需要が14日までにさらに12%増えることが示唆されている。スウェーデン北部では気温がマイナス37度に低下した。

Natural Gas Prices Rebound

  業界コンサルタント会社パン・ユーラシアン・エンタープライゼズのザック・アレン社長は「冬の到来が遅れることは冬が来ないことを意味すると考える人がいるかもしれないが、私は来ると思う。需要拡大に伴い価格は上昇するだろう」と指摘する。

  気温が昨年、過去最高を記録したことを受け、クリスマス休暇に出掛けた人々はタンクトップを着用し、スキーリゾートのオーナーらは雪不足を嘆いた。電力・ガス価格はブッシュ政権時代以降見たことのない水準。欧州最大の電力市場であるドイツの電力価格は約12年ぶりの安値近辺で推移し、英国では1カ月先に引き渡しとなるガス価格が昨年末に09年以来の安値を付けた。

Winter Weather Arrives

  WSIの気象予報士、エレノア・オニール氏は電子メールで、欧州の北部と本土では来週、「気温が低下する傾向」が予想されるとの見方を示した。
  
原題:Skiers, Energy Traders Delight as EU Winter Finally Shows (1)(抜粋)

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