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【債券週間展望】長期金利低下か、需給良好でフラット化圧力との見方

  • 需給の買いからファンダメンタルズの買いへ-パインブリッジ
  • 10年物価連動債入札に注目、BEIは13年の発行再開後の最低に低下

来週の債券市場では長期金利が引き続き低下すると予想されている。日本銀行の長期国債買い入れオペが今月から増額されたことで需給が一段と逼迫(ひっぱく)しており、金利低下圧力が掛かりやすいとの見方が背景にある。

  長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは8日、一時0.225%と2015年1月以来の低水準を付けた。中国市場の動揺を受けて世界的に株式相場が大きく下げる中、需給の良好さを背景に買いが優勢となり、昨年1月20日に記録した過去最低水準の0.195%に接近した。

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  財務省は13日午前、10年物価連動債入札を実施する。価格競争入札によるダッチ方式。前回入札された20回債のリオープン発行となり、表面利率は年0.1%となる見込み。発行額は前回債と同額の5000億円程度となる。

  10年物固定利付国債と物価連動債との利回り差で、市場の予想インフレ率を示すBEI(ブレーク・イーブン・インフレ率)は足元で0.7%台割れ。財務省が物価連動債の発行を再開した2013年10月以降で最低を記録している。

  15日には流動性供給入札が予定されている。投資家需要の強い既発国債を追加発行する入札で、今回の対象銘柄は残存期間15.5年超から39年未満。発行予定額は3000億円程度となる。

市場関係者の見方

*T
◎パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長
* イールドカーブはブルフラット化の余地がまだある
* 需給の買いからファンダメンタルズの買いへ、月末に日銀会合も控えて無警戒だった前回会合の残像から売りづらい
* 長期金利の予想レンジは0.20-0.25%

◎JPモルガン・アセット・マネジメントの塚谷厳治債券運用部長
* 10年物価連動債入札ではBEIが下がるリスクを想定している
* 原油相場や中国株、人民元の動きに注目
* 長期金利の予想レンジは0.20-0.27%

◎アムンディ・ジャパンの浜崎優投資情報部長
* 年初からの金利低下は原油安、サウジとイランの外交断絶、中国問題、円高などが要因だが、冷静に見てみれば水準的に行き過ぎ
* これらの問題が早期に解消できるとみられず、金利は低位な水準に張り付いて推移しそう
* 長期金利の予想レンジは0.22-0.25%
*T

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