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米国債:上昇、中国の米国債売却観測より強い安全逃避需要

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7日の米国債は上昇。ここ1年で最長の連続高となった。中国が米国債を売却するとの観測があったものの、安全逃避需要が高かった。

  利回りは低下。この日は世界的に株価が下げた。米取引時間中に償還期限の長い国債が一時下げた。中国が人民元の下落を抑制するためにドル建て資産をさらに売却するとの見方が背景だった。

  運用資産13億ドルの債券ファンド「ジャナス・グローバル・アンコンストレインド・ボンド・ファンド」をクマール・パールガート氏とともに統括する著名債券投資家ビル・グロース氏はブルームバーグテレビジョンで「今後数週間は米国債が優良な投資対象だ」と述べた。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)低下の2.15 %。同年債(表面利率2.25%、2025年11月償還)価格は約1/4上げて100 29/32。この日で6日続伸と、2015年1月以降で最長の連続高となった。

  世界的な景気の弱さを背景に2016年の米国債は良好にスタートした。利回りは米金融政策当局が利上げを決定した昨年12月16日の水準よりも低い。中国市場の混乱は米国債にとってもリスクとなる。同国が保有する外貨準備は12月に縮小した。米国債は中国の外貨準備の約3分の一を占めている。

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  信用リスクの尺度とされる金利スワップスプレッドは7日に縮小した。投資家の間では中国による米国債売却が進むとの観測が広がった。

  BMOキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、アーロン・コーリ氏は「中国が大規模な外貨準備を売却するかどうか市場参加者は明確には分からないが、まずは一歩踏み出してから後で考える」と述べ、「スワップスプレッドは売却があるとの見通しで縮小している」と続けた。

  ブルームバーグがまとめたデータによると、2年物金利スワップスプレッドは9.29ポイントと、前日の10.91ポイントから縮小した。

原題:Treasuries Gain as Haven Bid Outweighs Speculation China Selling(抜粋)

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