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米リッチモンド連銀総裁:利上げ継続が必要-インフレ率は2%回復へ

米リッチモンド連銀のラッカー総裁は、原油価格とドル相場が安定すればインフレ率は金融当局の目標に戻るとの自信をあらためて表明し、政策の継続的な引き締めが必要との認識を示した。

  総裁は7日、ノースカロライナ州ローリーで講演。事前に配布された原稿によれば、「政策金利の上昇ペースについて不確実性はあるが、上方に調整する論拠は明確なはずだ」と述べた。

  ラッカー総裁はさらに、利上げが緩やかなペースになるとの金融当局の予想は1年に1ポイントの引き上げを示唆する一方、実際の道筋は入手する経済データに左右されると説明した。総裁は昨年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つメンバーだった。

  米連邦準備制度理事会(FRB)が6日公表したFOMC(12月15-16日開催)議事録では、12月会合での利上げ決定は一部の政策当局者にとって「ぎりぎり」の判断だったことが明らかになった。また当局者らはインフレ目標2%達成への下向きのリスクについて懸念を強めた。

  これとは対照的にラッカー総裁はこの日の講演で、「この先、想定外のショックがなければ」、インフレ率が「近い将来」に2%に戻っていくと引き続き確信していると語った。

  総裁は「短く言えば、インフレは2つの要素により抑制されている。原油価格の下落とドルの上昇だ」と説明。「ただどちらの要素も、インフレをいつまでも押し下げる可能性は低い。原油価格が底を打てば、インフレ指標は大幅に上昇すると私は見込んでいる。またドルの上昇が最終的に止まれば、コアインフレは2%に向けて戻っていくはずだ」と語った。

  その上で、原油価格とドル相場が安定した後もインフレ率が素早く反応しない場合は、「より緩やかな金利の道筋が理にかなう」と指摘。一方、「インフレ率が急速に2%に向けて戻るようであれば、一層積極的な道筋が妥当になるだろう」と続けた。

原題:Fed’s Lacker Urges Higher Rates as Inflation Heads Back to Goal(抜粋)

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