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中国ヘッジファンドも売り迫られる-8日に「全て売却」のファンドも

  • 「今のような市場は救い難い」と信宏投資の盧会長
  • 中国ヘッジファンドの最大3割が強制的に売る水準に達したか近い

中国では多くのヘッジファンドが保有株の売りを余儀なくされそうだ。相場が急落し、契約に基づき資産の現金化を強いられる水準に達しつつあるためだ。

  昨年の中国株混乱の中でも驚異的な86%というプラスリターンを挙げたヘッジファンド会社も例外ではない。運用資産が約300万ドル(約3億5300万円)の信宏投資は、保有する株式全てを8日に売却する予定だと盧偉東会長がインタビューで明かした。

  同会長によれば、中国のヘッジファンドの多くは、保有資産の価値が一定水準を下回った場合に清算することを義務付ける契約を投資家との間で結んでいるが、ファンドの最大3割が既にこの水準に既に達してしまったか近づいている。「売り圧力はものすごく大きい」という。

  市場ではパニックが広がっている。資産家ジョージ・ソロス氏は、世界の市場は危機に直面しており投資家は大いに用心する必要があると警告。中国株のCSI300指数は7日、7.2%急落してサーキットブレーカー発動となり、その後は売買が終日停止となった。このような展開は今週に入って2日目。中国人民銀行(中央銀行)が予想以上に低い水準に人民元の中心レートを設定したため、景気減速で当局が元安誘導を行っているとの懸念が強まった。

  盧会長は、8日に「市場が開いたときに株式を全て清算する準備をしている。今のような市場は救い難い」と述べた。

  7日の株価急落でヘッジファンド少なくとも1社は既に、資産の投げ売りを余儀なくされた。上海和琪同益資産管理の陳鋼・最高投資責任者(CIO)は、株価がストップロス水準に達したことを受けて「7日午前に保有株を全て現金に換えた」と説明。「正気の沙汰ではない」と語った。

原題:Hedge Funds in China Facing Forced Sales as Panic Spreads (1)(抜粋)

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