コンテンツにスキップする

バークレイズ、日本を含むアジアの現物株部門の大半を閉鎖する計画

更新日時
  • アジアの株式部門の従業員はほぼ半数に削減
  • 投資銀行部門で約30人の削減も検討中

英銀バークレイズは日本を含むアジア太平洋地域の現物株事業の大半から撤退する計画だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。ジェス・ステーリー最高経営責任者(CEO)はコスト削減に取り組んでいる。

  関係者が匿名を条件に述べたところによると、現物株事業からのほぼ完全な撤退はアジアの株式部門の人員の約50%を削減する計画の一部。関係者は削減対象となる具体的な人数には言及しなかった。バークレイズはアジアの投資銀行部門で約30人を削減するかどうかも検討中だと関係者の1人が述べた。バークレイズの広報担当者はコメントを控えた。

  中国経済減速がアジア株安をもたらす中でステーリーCEOは関連事業の縮小を決めた。事情に詳しい関係者は昨年12月に、バークレイズが投資銀行部門で20%の人員削減を計画しているが、その大きな部分はアジアと現物株事業での削減だと述べていた。アジアの証券事業の収益力は同事業を継続するには低過ぎると判断されたという。

  インベステック(ロンドン)のアナリスト、イアン・ゴードン氏は「ジョン・マクファーレン会長が昨年、バークレイズが利益を出しているのは英国と米国、南アフリカ共和国だけだと発言していた」ことから、アジアでの削減は「端的に言って驚きではない」と述べた。

relates to バークレイズ、日本を含むアジアの現物株部門の大半を閉鎖する計画

  バークレイズの年次報告書によれば、アジア太平洋地域事業からの2014年の収入は7億7600万ポンド(約1330億円)で、全行の3%程度だった。同報告によれば同年末時点の同地域従業員数は約1万8200人。

  年明けの日本の株式市場では、中国経済の先行き懸念などから日経平均株価は7日まで4日連落し年初来では6.7%安となった。8日は下落して始まった後、上昇に転じるなど不安定な動きとなっている。

原題:Barclays Said to Plan Closing Most of Asia Cash Equities (1)(抜粋)

(第6段落に東京株式市場について追加します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE