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エルニーニョの後はラニーニャ現象に備える-農作物への影響警戒

  • インドネシアは給水パイプ支給へ、10月のラニーニャ現象発生を予想
  • ラニーニャ現象、7-12月に発生の可能性-オーストラリア気象庁

ここ20年ほどで最も勢力の強いエルニーニョ現象が依然として世界各地に影響を及ぼしているが、一部の地域は既にラニーニャ現象の発生に備えている。

  インドネシアのスライマン農相は6日、ジャカルタで記者団に対し、同国政府が10月に発生が予想されるラニーニャ現象に備え、農家に給水ポンプを支給するほかコメ在庫を調査する予定であることを明らかにした。エルニーニョ現象の逆と考えられることもあるラニーニャ現象が発生すると通常この地域では降雨が増え、洪水発生や収穫の遅れをもたらし作物に影響が及ぶ恐れがある。オーストラリア当局は、エルニーニョ現象はピークに達しているとして、下期(7-12月)にはラニーニャ現象が発生する可能性があるとの見方を示した。

  エルニーニョ現象の影響でコートジボワールではカカオ豆に被害が出たほか、インドではモンスーンが抑制され、フィリピンはコメの輸入拡大を強いられた。インドネシアは昨年、干ばつによるパーム油生産への影響と森林火災の深刻化に対応し、飛行機を利用した人工降雨作業を実施。オーストラリア気象庁の5日の発表によると、1900年以降発生した26回のエルニーニョ現象のうち約50%がその翌年は平年通りだったものの、40%についてはラニーニャ現象が発生している。

  エルニーニョは太平洋赤道域で海面水温が平年に比べ高くなる現象で、ラニーニャは低くなる現象。いずれの場合も農家は過剰あるいは過小の降雨に対処する必要があり、農産物市場に影響が及ぶ可能性がある。

原題:El Nino Is So Last Year, Here Comes La Nina to Wreak More Havoc(抜粋)

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