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クレディSの「ダークプール」育ての親マティソン氏が退職へ-関係者

  • マティソン氏はクロスファインダーを主要ダークプールに育成
  • 同氏が自らの資産運用ビジネスを来年スタートさせる予定だと関係者

スイス銀行2位クレディ・スイス・グループのエレクトロニック・ブロックトレーディング責任者で、過去10年にわたり同行の電子取引業務と私設取引システム 「ダークプール」の発展に力を注いだダン・マティソン氏が来月末で退職する。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  個人情報であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、米株トレーディング責任者も務めたマティソン氏は、銀行を去ることを決断した。関係者の1人によれば、クレディ・スイスは市場ビジネスのより広範な見直しの一環として、マティソン氏の昇進に伴い統合されていた電子取引とブロック取引を分離する計画という。

  ブルームバーグが昨年9月に関係者からの情報を基に伝えたところでは、クレディ・スイスはダークプール「クロスファインダー」の運営状況について顧客に十分な情報開示を行わなかった疑いをめぐる調査を決着させるため、合計8000万ドル(約94億4000万円)余りを支払うことで米証券取引委員会(SEC)およびニューヨーク州当局と合意した。マティソン氏(45)が統括していたダークプールも監督当局の調査対象となっていた。

  関係者の1人によると、マティソン氏は自らの資産運用ビジネスを来年スタートさせる予定。クレディ・スイスの広報担当者のコメントは得られていない。マティソン氏の退職については、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が5日先に報じていた。

  かつて「ミスター・アルゴ」と呼ばれたマティソン氏は、現代の電子市場でもっとも名の売れたバンカーの一人だった。

原題:Credit Suisse Trading Pioneer Dan Mathisson Is Said to Leave (1)(抜粋)

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