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中国株、開始29分で取引停止-元の中心レート引き下げで混乱深まる

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この20年で最悪の年明けとなった中国市場で混乱が続いている。中国人民銀行(中央銀行)が7日、人民元の中心レートを昨年8月以来の大きな幅で引き下げたことを受け本土株が急落、取引が停止された。

  この日はCSI300指数が前日比7%安となった時点で、同日2回目のサーキットブレーカーが発動され、売買が終日停止となった。為替市場では本土の人民元が対ドルで0.6%下落し、約5年ぶりの安値を付けた。人民銀がこの日、元の中心レートを8営業日連続で引き下げたことで、経済成長が鈍る中、当局が元安誘導しているとの懸念が強まった。オフショア人民元は上昇。当局が市場介入したとの観測がある。

China Trading Halted for Second Day This Week

  元安は低迷する中国の輸出セクターには支援材料となり得るが、外貨建て債務を抱える中国の借り手のリスクを高めるとともに、当局のデータが示す以上に中国の景気減速は深刻との見方を強めている。

  上海和琪同益資産管理の陳鋼・最高投資責任者(CIO)は、株価がストップロス水準に達したことを受けて「7日午前に保有株を全て現金に換えた」と説明。「正気の沙汰ではない」と語った。

  この日の中国本土株市場は現地時間午前9時59分(日本時間同10時59分)に取引停止となった。市場が開いてわずか29分後だった。CSI300指数の年初からの下落率は12%に拡大した。

  ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)のアジア外為戦略責任者、スー・トリン氏(香港在勤)は「中国当局が政策意図を明確な方法で伝えていない。市場との対話に関する方針が透明性を欠いていることに失望させられる」と述べた。

原題:Chinese Stocks Halted as Yuan’s Slump Sends Markets Into Turmoil(抜粋)

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