コンテンツにスキップする

5年ぶり安値の中国人民元、オプション取引は一段の元安進行を示唆

  • 1ドル=7元台のドル高・元安水準となる確率は33%
  • 「元安方向に賭けるオプション需要が爆発的に伸びている」と招商銀

中国人民元は対ドルで5年ぶりの安値を付けたが、オプション市場は一段の元安進行を織り込んでいる。

  ブルームバーグの推計によれば、人民元が79%の確率で今年値下がりするとの見通しがオプション市場の6日の約定価格で示されている。2008年以来の1ドル=7元台のドル高・元安水準となる確率は33%と、先月初めの15%から上昇した。

  招商銀行の外国為替取引責任者、張治青氏(上海在勤)は「一段の元安に対する備えとして、元安方向に賭けるオプション需要が爆発的に伸びている」と指摘。「スポット市場の地合いが安定するまで状況は良くならず、今後数カ月はそれは起きないだろう」と述べた。

  人民元が3月末までに1ドル=7元台となる確率も5.8%から11%に上昇。米国の証券保管振替機関であるデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング(DTCC)によれば、人民元を1ドル=7元以上の元安水準で売る権利のプットオプション残高の想定元本は1200億ドル(約14兆2000億円)から1420億ドルに増加した。

Yuan's Slide Quickens

原題:If Options Traders Are Right, the Yuan’s Slump Is Far From Over (抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE