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欧州株:ストックス600、下落-中国の元安容認で景気懸念が再燃

6日の欧州株式相場は下落。中国当局が人民元安を容認したことで、世界全体の景気に対する懸念が再び強まった。

  指標のストックス欧州600指数は前日比1.3%安の354.35と、先月14日以来の安値で終了した。業種別では中国からの売り上げが大きい資源や自動車などの下げが目立った。前日は過去最悪となった年明けの下げから反発したものの、長続きしなかった。中国景気減速が想像以上に悪いとの兆候が増す中、ストックス600指数は週初から3.1%下げている。

  中国人民銀行(中央銀行)が元の中心レートを予想に反して引き下げたことを背景に、元は少なくとも2011年以来の安値まで下げた。こうした動きは昨年8月の元切り下げを連想させる。この際には世界全体の金融市場に衝撃が走り、ストックス600指数は過去最高値から18%下げた。初の水爆実験を成功させたとの北朝鮮側の発表で、地政学的な情勢も注目された。

Stoxx 600's 1-Year Performance

  ABNアムロのウエルスマネジメント部門で最高投資責任者(CIO)を務めるディディエ・デュレ氏は「中国が再び注目されているのは明らかだ」とし、「8月に起きたことの繰り返しだと言える。中国の経済活動の鈍化が全世界の他国にどれだけの意味を持つのか、これが不安を引き起こしている。昨年の材料全てが持ち越されたようだ。当局者が今回のボラティリティをどのように抑えるかを注目する必要がある」と語った。

  ユーロ・ストックス50指数の急落に備えた保険の役割をするオプションの指標、Vstoxx指数は一時7.5%上昇した。

  個別銘柄では、ロイヤル・ダッチ・シェルとBGグループがそれぞれ2%強下げ、エネルギー関連の業種別指数は5営業日続落。北海ブレント原油がバレル当たり35ドルを割り込み、11年ぶり安値を付けたことが売り材料となった。

原題:Europe Stocks’ Bad Start to ’16 Worsens With China Back in Focus(抜粋)

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