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欧州債:上昇、独10年債利回り1カ月ぶり低水準-景気懸念と原油安で

6日の欧州債市場ではユーロ参加国の国債が総じて上昇し、ドイツ10年債利回りは約1カ月ぶりの低水準となった。世界景気の減速兆候が強まる中で原油が一段と値下がりし、安全資産を求める動きが強まった。

German Yields Drop to One-Month Low

  イタリア国債は4営業日続伸。前日は昨年12月のユーロ圏インフレ率が予想に反してゼロ付近にとどまり、これが同国債を押し上げた。この日発表の域内製造業とサービス業の生産活動を示す指数は先の見積もりから上方修正されたが、相場の押し下げ要因にはならなかった。欧州中央銀行(ECB)のプラート理事は、インフレ率を物価安定の目安とする2%弱の水準に回復させるため必要な措置は全て講じる用意があると語った。北海ブレント原油はこの日、11年ぶり安値をつけてバレル当たり35ドル前後となった。

  トロント・ドミニオン銀行のグローバル戦略責任者、リチャード・ケリー氏(ロンドン在勤)は「おじけづくような年明けとなっていた」とし、「まず年初の取引で中国懸念から大規模な流動性ショックがあった。この観点からすれば、債券はまだ上昇する傾向にある」と語った。

  ロンドン時間午後4時31分現在、欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.51%。一時は先月3日以来の低水準となる0.49%に達した。同国債(表面利率1%、2025年8月償還)価格は0.265上げ104.56。

  英マークイット・エコノミクスの6日発表によると、製造業とサービス業を合わせた12月のユーロ圏総合購買担当者指数(PMI)改定値は54.3と、11月の54.2を上回った。速報値は54だった。同指数は50が活動拡大・縮小の分かれ目。

原題:Europe’s Bonds Extend Advance on Global Growth-Slowdown Concerns(抜粋)

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