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HSBCの投資判断下げ、アジア不良債権の増加観測で-JPモルガン

  • 欧州の競合下回る業績見通し、「アンダーウエート」に引き下げ
  • アジアの不良債権は年末までに54億ドルに達する可能性も

英銀HSBCホールディングスの今年の業績は欧州の銀行の中で最悪の部類になると、JPモルガン・チェースのアナリストは見込んでいる。新興市場での成長の陰りでアジアの不良債権が2倍余り増えるためだ。

  ラウル・シンハ氏率いるJPモルガンのアナリストは6日のリポートで、HSBC株の投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウエート」に引き下げた。さらに、同行全体の融資の約39%を占めるアジアで不良債権が今年末までに54億ドル(約6400億円)と、昨年6月の22億ドルから大幅に増える可能性を指摘。より厳しいシナリオでは153億ドルに膨らむ可能性もあるという。

  シンハ氏は「新興市場の信用サイクルが銀行のバリュエーションに織り込まれる公算が大きい確率が高まっているため、HSBCの業績は欧州の他行を下回るとわれわれは予想している」とし、「HSBCの新興市場での投融資はアジアが最大で、不良債権が増えつつあることを考慮すると、引当金が増える公算は大きいと確信している」と説明した。

  ロンドン時間6日午後0時26分現在、HSBC株は前日比3%安の507.1ペンス。昨年は12%下げた。JPモルガンは目標株価を500ペンスと、従来の580ペンスから引き下げた。

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原題:HSBC Downgraded by JPMorgan as Bad Loans in Asia Set to Surge(抜粋)

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