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FRB副議長:今年4回の利上げ予想、「だいたい妥当な線」

更新日時
  • 中国めぐる不透明感「若干高まった」ものの、直接影響は心配せず
  • インフレ率2%下回る限り、緩和的政策が必要になる

米連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長は、今年の利上げが4回になるとした連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーの予測中央値は「だいたい妥当な線」だと発言。ただ、中国経済の成長減速といった不透明要因があるため、今の時点で正確な回数を予測するのは不可能だと述べた。

  フィッシャー副議長は6日の経済専門局CNBCとのインタビューで、「年間8回の会合を設けているのは、出来事というものは起きるからだ。そうした出来事に応じて政策を調整するのが望ましい」と述べた。

  中国経済についてフィッシャー副議長は「一定の不透明感があり、それはこのところ若干高まった」と指摘しつつ、米経済への直接的な影響は心配ないとの見方を示した。

  「中国近隣諸国のすべてと世界経済の大部分が中国によって著しいマイナスの影響を受けるとなれば、それは衝撃となるだろう」とフィッシャー議長。「それ以外の世界に我々は関心がある。中国に限定されたとしてもなお関心事だが、その程度は大きく低くなる」と述べた。

  昨年夏に中国発の金融不安で世界市場が混乱し、FOMCは政策金利引き上げを9月から12月に先送りした。フィッシャー副議長はこれについて、長期的な金利軌道に比べれば利上げのタイミングはさほど重要ではないため、合理的な決定だったと振り返った。

  「本当に大事なのは向こう2年ほどの動向がどう予想されているかであり、その観点で言えば9月の判断は良い例だったと考える」と発言。「いったん見送り、様子を見て、極めて大きな影響はなかったことを確認した上で、次の適切な機会に行動を起こした」と述べた。

  フィッシャー副議長は原油価格とドル相場が安定するにつれ、インフレ率は当局が目指す2%に戻っていくとなおも予想していると述べた。ただ、金利は恐らく低い水準にとどまるという。

  「インフレが2%を下回り、失業率があるべき水準の周辺にある限り、緩和的な政策の継続を要する力が働くだろう」と述べた。

  フェデラルファンド(FF)金利先物市場では現在、今年は25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利上げが2度しか実施されないとの見方が織り込まれているが、フィッシャー副議長はこの予測は「低過ぎる」と述べた。

  「われわれは独自の分析を行うが、それによると市場は将来の水準を低く見積もり過ぎている」と述べた。

  FRBはワシントン時間の午後2時に、前回FOMC(12月15-16日開催)の議事録を公表する。

原題:Fed’s Fischer Says Four Rate Hikes in 2016 ‘In The Ballpark’ (2)(抜粋)

(第9-10段落を加えます.)
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