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北朝鮮の「水爆」実験成功、軍事専門家は懐疑的-国連で議論

更新日時
  • 爆発規模や揺れのデータは従来の原爆実験と同程度かそれ以下
  • 国連事務総長「国際社会の取り組みに対して重大な脅威」

北朝鮮は初めて「水素爆弾実験」を成功させ、核大国の仲間入りを果たしたと喧伝している。最大の同盟国である中国は我慢が試され、国連には対処するよう圧力が強まっている。だが、当初のデータを参照した軍事専門家は北朝鮮の主張に疑いの目を向けている。

  潘基文国連事務総長はニューヨークで記者団に対し、「こうした行為は地域の安全を著しく不安定にするほか、国際社会の核不拡散の取り組みに対して重大な脅威となる」とし、「全面的に非難する」と言明した。

  国連安保理では北朝鮮の制裁の有効性をめぐる議論が再燃しそうだ。元米国務次官補(核不拡散担当)のジョセフ・デトーマス氏は、国連での議論は水爆実験を実施したのかに集中するだろうとし、その結果次第で中国の北朝鮮に対する姿勢の硬化を促すことになると述べた。

  一方、韓国国家情報院(国情院)の説明を受けた李喆雨(イ・チョルウ)議員の補佐官によると、国情院は水爆実験ではなかった可能性があるとみている。爆発の規模や爆心地からの揺れが、2013年の核実験を下回る規模でしかなかったためだという。李議員本人とは連絡が取れていない。

  カーネギー国際平和基金で核政策を専門とするシニアアソシエート、李彬氏も、今回の実験による爆発の規模はTNT火薬に換算して1000ー3万トンである公算が大きいと指摘。これは13年の実験や広島型原爆と同程度で、TNT換算で少なくとも5万トンに及ぶ水爆の破壊力を大きく下回るとの見方を示した。

  「水爆ではなく、通常の原爆実験だったように見受けられる」と述べた。

原題:North Korea Bomb Claim Disputed Ahead of UN Security Meeting (1)(抜粋)
North Korea’s Hydrogen Bomb Claim Disputed by Weapons Experts(抜粋)

(第1-第3段落に国連をめぐる反応を加えます.)
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