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愛想尽かし始めた海外投資家-中国離れ招く市場介入再開

  • 大株主による株式売却禁止措置の延長に批判広がる
  • A株市場はファンダメンタルズに基づき取引されていないとの見方も

中国が再び株式市場への介入に踏み切ったことで、一部の海外投資家がこの市場を敬遠し始めた。

  中国当局は今週に入り市場への介入を再開した。事情に詳しい関係者によれば、政府系の資金が5日に株式購入のために投じられ、証券監督管理委員会(証監会)は大株主による株式売却の禁止措置について、週末に期限を迎えた後も延長する見通しを示唆した。

  昨年夏の本土株急落の際も、中国当局は株価下支えのために前例のない市場介入を実施した。今年最初の取引となった4日の中国株式市場ではCSI300指数が7%下げた後に売買が停止され、株価対策として一連の措置が再び講じられた。

  運用資産1兆ドル(約119兆円)のUBSウェルス・マネジメントで新興市場の最高投資責任者(CIO)を務めるジョージ・マリスカル氏は電話インタビューで、中国当局が「この種の量的コントロールに頼り続けていることに失望している。こうした対策は期待外れに終わるだろう」と述べた。

China's Stocks Still World's Most Expensive After Rout

  一方、ウェルズ・ファーゴ・アドバンテージ・ファンズの主任ポートフォリオストラテジスト、ブライアン・ジェーコブセン氏は「海外投資家を心から歓迎していないという意味で、あのような禁止措置の実施は中国政府の信頼性を本当に損なった。継続的な市場介入は中国にとってかなり高くつく。相場がファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)を実際に反映しているという信頼を育む役に立たないからだ」と指摘した。

  運用資産約1240億ドル相当のヘンダーソン・グローバル・インベスターズで日本を除くアジア株式責任者を務めるアンドルー・ギラン氏(シンガポール在勤)も「人民元建てA株市場はファンダメンタルズにも基づいて取引されておらず、国際的な投資家はなお若干懐疑的だ」との見方を示した。

原題:As China Revives Stock Intervention, Foreign Funds Lose Patience(抜粋)

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