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1月6日の欧州マーケットサマリー:株下落、債券総じて上昇

欧州の為替・株式・債券・商品相場は次の 通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.0757   1.0748
ドル/円            118.59   119.06
ユーロ/円          127.57   127.96


株               終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600   354.35     -4.53    -1.3%
英FT100      6,073.38   -63.86    -1.0%
独DAX      10,214.02   -96.08     -.9%
仏CAC40     4,480.47   -57.16    -1.3%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .39%        -.01
独国債10年物     .50%        -.04
英国債10年物     1.79%       -.08


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,091.40    +14.40   +1.32%
原油 北海ブレント         34.47     -1.95    -5.35%

◎欧州株:ストックス600、下落-中国の元安容認で景気懸念が再燃

6日の欧州株式相場は下落。中国当局が人民元安を容認したこと で、世界全体の景気に対する懸念が再び強まった。

指標のストックス欧州600指数は前日比1.3%安の354.35と、先月14 日以来の安値で終了した。業種別では中国からの売り上げが大きい資源 や自動車などの下げが目立った。前日は過去最悪となった年明けの下げ から反発したものの、長続きしなかった。中国景気減速が想像以上に悪 いとの兆候が増す中、ストックス600指数は週初から3.1%下げている。

中国人民銀行(中央銀行)が元の中心レートを予想に反して引き下 げたことを背景に、元は少なくとも2011年以来の安値まで下げた。こう した動きは昨年8月の元切り下げを連想させる。この際には世界全体の 金融市場に衝撃が走り、ストックス600指数は過去最高値から18%下げ た。初の水爆実験を成功させたとの北朝鮮側の発表で、地政学的な情勢 も注目された。

ABNアムロのウエルスマネジメント部門で最高投資責任者 (CIO)を務めるディディエ・デュレ氏は「中国が再び注目されてい るのは明らかだ」とし、「8月に起きたことの繰り返しだと言える。中 国の経済活動の鈍化が全世界の他国にどれだけの意味を持つのか、これ が不安を引き起こしている。昨年の材料全てが持ち越されたようだ。当 局者が今回のボラティリティをどのように抑えるかを注目する必要があ る」と語った。

ユーロ・ストックス50指数の急落に備えた保険の役割をするオプシ ョンの指標、Vstoxx指数は一時7.5%上昇した。

個別銘柄では、ロイヤル・ダッチ・シェルとBGグループがそれぞ れ2%強下げ、エネルギー関連の業種別指数は5営業日続落。北海ブレ ント原油がバレル当たり35ドルを割り込み、11年ぶり安値を付けたこと が売り材料となった。

原題:Europe Stocks’ Bad Start to ’16 Worsens With China Back in Focus(抜粋)

◎欧州債:上昇、独10年債利回り1カ月ぶり低水準-景気懸念と原油安

6日の欧州債市場ではユーロ参加国の国債が総じて上昇し、ドイ ツ10年債利回りは約1カ月ぶりの低水準となった。世界景気の減速兆候 が強まる中で原油が一段と値下がりし、安全資産を求める動きが強まっ た。

イタリア国債は4営業日続伸。前日は昨年12月のユーロ圏インフレ 率が予想に反してゼロ付近にとどまり、これが同国債を押し上げた。こ の日発表の域内製造業とサービス業の生産活動を示す指数は先の見積も りから上方修正されたが、相場の押し下げ要因にはならなかった。欧州 中央銀行(ECB)のプラート理事は、インフレ率を物価安定の目安と する2%弱の水準に回復させるため必要な措置は全て講じる用意がある と語った。北海ブレント原油はこの日、11年ぶり安値をつけてバレル当 たり35ドル前後となった。

トロント・ドミニオン銀行のグローバル戦略責任者、リチャード・ ケリー氏(ロンドン在勤)は「おじけづくような年明けとなっていた」 とし、「まず年初の取引で中国懸念から大規模な流動性ショックがあっ た。この観点からすれば、債券はまだ上昇する傾向にある」と語った。

ロンドン時間午後4時31分現在、欧州債の指標とされるドイツ10年 債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下 の0.51%。一時は先月3日以来の低水準となる0.49%に達した。同国債 (表面利率1%、2025年8月償還)価格は0.265上げ104.56。

英マークイット・エコノミクスの6日発表によると、製造業とサー ビス業を合わせた12月のユーロ圏総合購買担当者指数(PMI)改定値 は54.3と、11月の54.2を上回った。速報値は54だった。同指数は50が活 動拡大・縮小の分かれ目。

原題:Europe’s Bonds Extend Advance on Global Growth-Slowdown Concerns(抜粋)

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