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米国債:ほぼ変わらず、FOMC議事録控え-金利軌道を見極めへ

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5日の米国債はほぼ変わらず。米金融政策当局が予測通りのペースで政策金利を引き上げることができるのか、市場では疑問が広がっている。米連邦準備制度理事会(FRB)は6日、前回の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事録を公表する。

  前日の米国債は2週ぶりの大幅高となった。中国の製造業縮小を嫌気し、株価が世界的に下げたことが手がかりだった。デリバティブ市場では今年の米利上げ回数は2回程度として織り込まれている。FOMCが発表した四半期予測では4度が見込まれている。金利デリバティブのトレーダーは2016年末のフェデラルファンド(FF)金利は約0.9%とみている。FOMCが示したFF金利予測値は1.375%となっている。

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  金融市場のボラティリティやインフレ抑制を背景に、昨年の債券利回りは低水準で推移した。米個人消費支出(PCE)価格指数は11月に前年比0.4%上昇と、当局が目標とする2%を大きく下回った。金融政策当局者の予想中央値によれば、PCE価格指数は年内に1.6%に上昇する。

  ジェフリーズ・グループのマネーマーケット・エコノミスト、トーマス・サイモンズ氏は「市場が織り込んでいる予想金利軌道がFOMC独自の予測よりも低い理由の一つは、政策当局の予測にはトレーダーが予想するよりもはるかに高いインフレ見通しが関係しているからだ」と話す。 

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満下げて2.24%。同年債価格(表面利率2.25%、償還2025年11月)は2/32上げて100 4/32。

  国債と同年限インフレ連動債(TIPS)の利回り差(ブレークイーブンレート)によると、トレーダーは今後30年の米インフレ率が2%を下回るとみている。

  FRBは昨年12月15-16日のFOMC議事録を公開する。FOMCはこの会合で2006年以来で初めてとなる利上げを決定した。イエレンFRB議長は会合後の記者会見で引き締めは漸進的に行っていくだろうが、この先の政策行動が景気動向に左右されることは明らかだと話した。

  BMOキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、アーロン・コーリ氏は議事録はおそらく「市場にとってタカ派ショックが含まれている可能性がある」と述べた。

  サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は4日、景気が予想通りに展開した場合、「今年の利上げは3-5回になる」との予想を示した。

原題:Bond Traders Skeptical on Fed Rate Path Before December Minutes(抜粋)

(相場を更新し、第5段落以降を追加します.)
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