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欧州債:ドイツのインフレ期待を示す指数が低下-周辺国債は上昇

  • 独国債のブレークイーブンレート、8月以来の低水準に低下
  • イタリアとスペインの国債は上昇、ECBへの期待で

5日の欧州債市場では、ドイツのインフレ見通し低下が浮き彫りとなった。

  昨年12月のユーロ圏インフレ率がエコノミスト予想を下回ったことから、10年先のインフレ期待を示すドイツ10年物普通国債とインフレ連動債の利回り格差(ブレークイーブンレート)は縮小。同国のインフレ見通しが4カ月ぶりの低い水準となったことを示した。

  一方、イタリアやスペインなどの周辺国債は上昇した。弱いインフレ見通しは、2%弱のインフレ目標達成を責務とする欧州中央銀行(ECB)への圧力を強める可能性があるためだ。ECB当局者は見通し悪化への懸念の高まりを受け、12月に緩和策を拡大した。

  クレディ・アグリコルCIBの債券ストラテジスト、オーランド・グリーン氏は「乏しいインフレ圧力など、目先の域内要因が欧州債を総じて支える状況にある」とし、「当社は周辺国債を引き続き選好している。ECBが緩和的な政策を維持していることが主な支援要因だ」と語った。  

  ロンドン時間午後4時35分現在、ドイツの10年物国債とインフレ連動債のブレークイーブンレートは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.95%。これは先月11日以来の大幅縮小で、8月以来の低水準となった。

  イタリア10年債利回りは前日比5bp低下し1.50%。前日までの2営業日で8bp下げていた。同国債(表面利率2%、2025年12月償還)価格はこの日、0.44上げ104.62。

  欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が5日発表したユーロ圏の12月消費者物価指数(CPI)速報値は前年同月比0.2%上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値では0.3%上昇が見込まれていた。コアインフレ率は0.9%で前月から変わらず。

Gauge of Inflation Outlook Drops to Four-Month Low

原題:Inflation Outlook From Bonds Falls to Four-Month Low in Germany(抜粋)

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