コンテンツにスキップする

英ネブスキー、15億ドルのヘッジファンドを閉鎖-運用開始から15年

  • 2000年以降の年間リターンは18.4%、同業を10%近く上回る
  • 同ファンドは1月末までにポートフォリオを清算する見通し

英ヘッジファンド運営会社のネブスキー・キャピタルは15億ドル(約1790億円)規模のヘッジファンドを閉鎖し、投資家に資金を返還する。コンピューターを駆使したトレーディング戦略やインデックスファンドの台頭で、利益の機会が減っている。

  マーティン・テーラー、ニック・バーンズ両氏が運営する同社は先進国および新興国市場での株価上昇や下落に賭ける取引を手掛ける。同ファンドは2013年に18.1%のリターンを挙げたが、14年のリターンはマイナス1.4%だった。ブルームバーグがまとめたデータによると、2015年の1-11月のリターンは0.9%。

  同社の最高投資責任者(CIO)を務めるテーラー氏は発表文で「アルゴリズムを駆使した現在の市場環境は、ファンダメンタルズやリサーチ志向の当社の投資プロセスとますます相いれなくなっているとの結論に残念ながら至った」と説明。「2011年に始まった新興市場株の弱気相場は、いずれ先進国の市場も巻き込む可能性がある」と続けた。

  ネブスキー・キャピタルの他にもこれまで、資産家マイケル・プラット氏率いるブルークレスト・キャピタル・マネジメントやダグ・ハーシュ氏のセネカ・キャピタル、スコット・ボマー氏のSABキャピタル・マネジメントが顧客に資金を返還しており、世界的にヘッジファンド閉鎖のペースは加速している。

  ネブスキーによれば、同社ファンドの2000年以降の年間リターン18.4%は、HFRX指数に構成されるファンドの平均を10%近く上回る。

原題:Nevsky to Shut Its $1.5 Billion Hedge Fund After 15 Years (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE