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ユーロ圏:12月インフレ率、ゼロ付近続く-ECBに圧力強まる公算

更新日時
  • 消費者物価指数は前年同月比0.2%上昇にとどまる
  • エコノミスト調査では0.3%上昇が見込まれていた

ユーロ圏では昨年12月のインフレがエコノミスト予想を下回る伸びとなった。欧州中央銀行(ECB)は同月に刺激策を拡大していた。

  欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が5日発表したユーロ圏の12月消費者物価指数(CPI)速報値は前年同月比0.2%上昇となった。ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値では7カ月ぶり高水準となる0.3%上昇が見込まれていた。

  同日発表されたイタリアの12月インフレ率も0.1%に予想外の減速。市場予想は0.4%だった。

  ラボバンクの為替ストラテジスト、ジェーン・フォーリー氏(ロンドン在勤)はブルームバーグとのテレビインタビューで「大きな失望だ」とし、「こうした展開を繰り返し見てきた。金融情勢が非常に緩いにもかかわらず、インフレは動くことを拒んでいる」と語った。

  ECB当局者は物価上昇圧力を高めようと、マイナス預金金利や大規模な資産購入などの非伝統的な措置を打ち出してきた。それにもかかわらず、インフレ率は2%弱の中期的な目標まで程遠い状況にある。ベース効果の後退によりインフレ率が年明けにやや上向くとみられているものの、原油が再び値下がりしたことから実現しない可能性がある。

  ユーロスタットによれば、価格変動の大きいエネルギーなどを除いた12月のコアインフレ率は0.9%で前月から変わらず。エネルギーコストは前年同月比5.9%下落した。

原題:Euro-Area Inflation Stuck Close to Zero May Pressure ECB (1)(抜粋)

(3段落目以降にイタリアの統計やコメントなど追加して更新します.)
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