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リーマンの年も確かに初日は急落-でも年間で下げる確率は半々です

  • S&P500種の年明け初日のリターンは今年を占うものではない
  • 中国株が約7%安となった4日は世界的に株価が急落

株式にとって過去70年で最悪の年となった2008年を振り返ってみよう。最初の営業日だった1月2日にS&P500種株価指数が急落し、米株式市場では2000億ドル(約23兆9000億円)余りの価値が失われた。今年も年明け初日の株価が大きく崩れたが、弱気派が利用できるシグナルとそれはいえるだろうか。答えはノーだ。

  08年の空売りポジションが利益を生んだのは確かだが、1月2日の急落だけに基づく判断は無謀であり、少なくとも非科学的といえよう。年明け初日の上げ下げがその年の米株式相場の方向と一致した確率は、1904年以降を見る限り五分五分であり、値幅の大きさで的中率が高まることもなかった。

  中国株が約7%安となった4日は世界的に株価が急落した。マックイーン・ボール・アンド・アソシエーツのビル・シュルツ最高投資責任者(CIO)は「きょうの取引の数字は意味がない。トレンドとしてはボラティリティ(変動性)の増大を招くことになりそうだ」と指摘した。

  S&P500種の4日の1.5%の下げは、取引初日としては歴代6位の下落率となる。1932年の6.9 %が最も大きく、2001年の2.8%がこれに続く。1949年と80年、83年も 1.6-2%の下げに見舞われた。歴代5位までのうち通年で株価が下落したケースは2回、上昇は3回だった。

  歴代5位までと2008年の年間の株価チャートは次の通り。

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原題:So Goes Nothing: First-Day Routs Weak Signal for Annual Returns(抜粋)

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