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中国人民銀、預金準備率の役割変更-全面引き下げの可能性低下

中国人民銀行(中央銀行)は長く流動性の供給・吸収の手段として活用してきた商業銀行向けの預金準備率を、金融安定化を実現するための措置として使う方向にシフトする。

  人民銀は昨年12月29日の声明で新たなマクロプルデンシャル・アセスメント(MPA)システムについて説明し、こうした方針を打ち出した。新方針の下では預金準備率がリスク抑制手段として使われることになる。人民銀によると、個々の銀行向けの準備率を算出する上では株式と債券市場へのエクスポージャーや融資の伸び、貸出金利、自己資本を考慮に入れる。

  新方針の導入により、融資拡大を促す手段として預金準備率引き下げが講じられる可能性が低下することが想定される。中信証券(CITIC証券)の債券調査責任者、明明氏(北京在勤)は預金準備率の「全面的な引き下げは少なくなるだろう。MPAの枠組みは、政策当局が全ての金融機関を対象とした準備率引き下げから離れ、個々の銀行向け要件の微調整のためにこの手段を用いることを示唆している」と分析した。

原題:China Retools Bank Reserve Ratio, Casting Doubt on RRR Cuts (1)(抜粋)

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