コンテンツにスキップする

ヘッジファンド:原油の売りポジション、昨年最終週に減らす

  • ヘッジファンドによる売りポジション、12月29日終了週に8.5%減少
  • WTI原油価格の上昇、サウジとイラン対立でも下支えされず

昨年は原油価格下落を見込む投資が奏功した年だったが、一部の弱気派の投資家は価格が6年ぶりの安値を付けたことを受け、最終週に売りポジションを減らした。

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ヘッジファンドによる原油相場下落を見込む売りポジションは昨年12月29日終了週に8.5%減少し、6週間ぶりの低水準となった。ただ、それは投機家が原油市場に対して楽観的な見方に移行したことを意味するわけではない。買いポジションも減ったからだ。

Speculators Close Out Short Bets With Oil Near 6-Year Low

  エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は、「昨年売り持ち戦略が奏功した後のショートカバーであることは間違いない。原油相場は長期にわたって下落しており、12月には何度か一段安となった」と述べた。

  投機家によるウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油の買越残高は5年ぶりの低水準近辺で推移。投機家による悲観的な見通しは今月4日、サウジアラビアとイランとの外交関係の緊張が高まっても相場上昇が下支えされなかったことで裏付けられた。WTI価格は同日、一時3.6%上昇したものの、前営業日比28セント安の1バレル=36.76ドルで取引を終えた。

原題:Speculators Shorting Crude Oil Cash Out to End ‘Great Year’(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE