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ヘッジファンド、金相場のさらなる下落を予想-売越残高が過去最大

  • 金相場は昨年年間で10%下落、ドル上昇と米利上げ継続予想で
  • ゴールドマンとソシエテG、金に対し引き続き弱気姿勢示す

金相場は1998年以来最長の下落を示しているが、一部の投資家はさらに値下がりすると予想している。ヘッジファンドによる金の売越残高は過去最大に達した。

  資産運用会社は金相場のさらなる下落を予測して7週連続の売り越しとなり、売越残高は過去最大に達した。金相場は昨年、年間ベースで10%下げ、3年連続の下落となった。

Record Bearish Wager

  ドル相場の上昇に加え、米金融当局が2016年も利上げを継続すると予想されるため、金相場は過去1年間にわたって下落。価値の保存手段としての金の魅力が低下している。金連動型上場取引型金融商品(ETP)の資産残高は昨年、100億ドル(約1兆2000億円)余り減少。ヘッジファンドだけではなく、ゴールドマン・サックス・グループとソシエテ・ジェネラルも金相場のさらなる下落を予想している。

  サークル・スクエアド・オルタナティブ・インベストメンツの社長で15億ドルの運用を手掛けるジェフリー・シーカ氏は「金相場の下落は米金融当局の動きとドル相場の上昇と大いに関係がある。モメンタム(勢い)が下落方向に転じれば、いかなる資産でも下押し圧力がかなり強まる。そのため、空売り投資家が金を選好するようになった」と指摘した。

  米商品先物取引委員会(CFTC)が4日発表したデータによれば、金の先物とオプションの売越残高は昨年12月29日終了週に2万4263枚と、データ集計が始まった06年以降で最大となった。

原題:Gold Losses Not Quite Steep Enough for Bearish Hedge Funds(抜粋)

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