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トヨタがフォードと車載システム提携-アップルやグーグルに対抗

更新日時
  • スマホアプリ利用の車載システムは他社にも採用を働き掛ける
  • アップルのカープレイやグーグルのアンドロイド・オート採用に抵抗

トヨタ自動車はスマートフォンのアプリを利用する車載システムで、米フォード・モーターと共同で仕様開発・運営の枠組みを構築することで合意した。車のダッシュボードの覇権をめぐり、米アップルやグーグルが優位に立つことを阻止する狙いがある。

  トヨタの発表文によると、フォードや子会社リビオとスマートデバイスリンク(SDL)展開で協力する。他の自動車会社やアプリ開発会社にも参加を呼び掛けるほか、今後はSDLを用いた車載システムを商品化する予定。SDLはスマホアプリと車をつなぐオープンソースプラットホームで、音声認識機能や操作パネルで車内でアプリを操作できる。運転の安全性や接続の信頼性への懸念などから、トヨタはアップルの「カープレイ」やグーグルの「アンドロイド・オート」の採用に抵抗してきた経緯がある。

  トヨタの寺師茂樹副社長は「車の特性に合い、安全に、安心して利用いただけるスマートフォンとの『つながる』サービスを開発することが、自動車会社だからこそお客様にお届けできる価値だと考えている」と発表文でコメントした。フォードによれば、ホンダと富士重工業のスバルブランド、マツダ、プジョーシトロエングループ(PSA)もSDLを検討している。

  トヨタとフォードは2011年8月に車向け情報サービスである次世代車載テレマティクスの標準化での協力に合意。15年6月には両社とリビオでSDL導入に向け検討に入ることで合意し、検討を重ねてきた。トヨタはSDLが車とスマホアプリの連携に適したプラットフォームであると判断したという。

原題:Toyota Joins Ford Against Apple-Google Car Screen Dominance (1)(抜粋)

(第3段落に発表コメント、第4段落に背景情報を追加.)
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