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米国債:上昇、世界的に債券高-米中の統計で逃避需要

更新日時

4日の米国債相場は2週間ぶりの大幅高。この日は世界的に国債が買いを集めた。米中で発表された製造業統計が低調な内容だったことが嫌気され、株価は大きく下げた。

  世界的な株安を背景に、比較的安全とされる国債の需要が高まった。米10年債利回りは12月17日以来で最も下げた。イランとサウジアラビアの緊張が高まっていることも逃避を促した。昨年12月の米製造業活動はここ6年余りで最も速いペースで縮小した。中国の製造業も落ち込んだ。

U.S. Yields Slide

  TDセキュリティーズの米金利ストラテジスト、ジェナディ・ゴールドバーグ氏(ニューヨーク在勤)は、「市場参加者はこのような一年の始まりをまったく予想していなかった」と述べ、「今年はどこまで米利上げが可能になるのか、投資家は見通しを大幅に見直そうとしている」と続けた。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前営業日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて2.24%。同年債(表面利率2.25%、償還2025年11月)価格は7/32高の100 2/32。

  先物市場は米金融政策当局が4月の会合かそれ以前に追加利上げを決定する確率を56%として織り込んでいる。

  2年債に対する10年債の上乗せ利回りは1.20ポイントと、昨年2月以来の最小となった。成長減速とインフレ抑制を背景に、投資家は長期債を選好している。
  
  4日の中国株式相場は大幅下落。同国のCSI300指数が前営業日比7%安となったことを受け、サーキットブレーカーが発動し取引が停止された。中国国家統計局が1日発表した昨年12月の製造業購買担当者指数(PMI)で製造業活動が予想以上に縮小したことが嫌気された。  

(更新前の記事は見出しを「世界的に債券高」に訂正済みです)

原題:Treasuries Extend Global-Debt Rally on China, U.S. Growth Worry(抜粋)

(相場を更新し、第4段落以降を追加します.)
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