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株価急落への懸念打ち消す、米経済は健全-2人の米連銀総裁

更新日時
  • 今年の米経済成長率を2.5-2.75%と予想-クリーブランド連銀総裁
  • サンフランシスコ連銀総裁も利上げは緩やかに進めるべきだと発言

米クリーブランド連銀のメスター総裁とサンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は4日、株価急落への懸念を打ち消し、米景気拡大はしっかりと根付いているとの見解を示した。

  メスター総裁はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「米経済の基調的なファンダメンタルズ(基礎的諸条件)は依然非常に健全だ」と発言。「市場ではボラティリティ(変動性)が高まるだろうが、これは金融市場の特質のようなものだ」と述べた。

  その上でメスター総裁は、今年の米成長率が2.5-2.75%になるとの見通しを示した。同総裁は今年、連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。一方ウィリアムズ総裁はこの日、2.25%前後の成長を見込んでいると発言した。両総裁とも国内景気が予想通り拡大すれば、今年の米利上げは緩やかに進めるべきだと述べた。

  両総裁の発言に先立つ4日午前の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は1932年以降で最悪のスタートを切っていた。アジア地域の製造業活動を測る指数で活動縮小が示されたことや中国株の急落が響いた。

  メスター総裁は中国の成長鈍化は米金融当局者の2016年予想に織り込み済みだと指摘。「これが同予想への重大なリスクだとは思わない」と語った。
 
  ウィリアムズ総裁は米失業率が今年5%を切り、インフレ率は目標の2%に向け上昇し始めると述べ、市場混乱の懸念を打ち消した。同総裁は経済専門局CNBCとのインタビューで、「米経済が諸外国と比べ好調なのは国内経済を成長軌道に再び乗せるため非常に積極的な金融政策措置などを講じたことが一因だ」と述べた。

  ウィリアムズ総裁はさらに、米経済が順調に推移すれば今年の米利上げは3-5回になるとの見通しを示した。同総裁は2018年までFOMCでの投票権を持たない。

原題:Fed’s Mester Shrugs Off Stocks Drop and Says U.S. Economy Sound(抜粋)

(サンフランシスコ連銀総裁の発言を追加して更新します.)
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