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欧州ヘッジファンド数が昨年減少、純減15年ぶり-コスト増と収入減で

  • 新規発足数は02年以来の低水準、流入資金は大規模ファンドに集中
  • 閉鎖ファンドの約75%は運用資産が1億5000万ドル未満

規模の比較的小さいヘッジファンドや新興ヘッジファンドにとって、2015年の欧州は理想的な場所ではなかった。コスト増と収入減で欧州の同業界は15年以上ぶりに縮小した。

  ランズダウン・パートナーズやマーシャル・ウェイスなどのファンドに膨大な額の資金が流入する一方、ルシドゥス・キャピタル・パートナーズやオリバー・デニー氏が運営するアルマジャロ・アセット・マネジメントなどはファンドを閉鎖した。

  ヘッジファンド業界専門の調査会社ユーリカヘッジによると、昨年閉鎖された欧州ファンド294本のうち、約75%が運用資産1億5000万ドル(約180億円)未満だった。欧州で昨年新たに発足したファンドは259本で、2002年以来の低水準。対照的に北米とアジアはいずれも、新規に設立されたファンド数が閉鎖数を上回った。欧州委員会が導入したオルタナティブ投資ファンド運用者指令などの規制に対応するコストが増加し、運用者の打撃になったことが背景にある。

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  シティグループの投資家向けサービス部門グローバル責任者を務めるオカン・ペキン氏は「現在の厳しい環境で、1つだけ明白だ。資本の増加があるとしても、増加分は大規模なファンドに流れ込んでいるということだ」と指摘。「新興ヘッジファンドにとって状況はますます厳しい。銀行はその限られた投資資金を規模の大きなファンドに集中させている」と述べた。

  欧州のヘッジファンド数は過去最高に上った2014年末の4023から15年に減少し、すでに4000を割り込んだ。一方、15年の1-11月にヘッジファンドには330億ドルが純流入し、流入額は前年の1年間で記録した193億ドルを大きく超えた。これで運用資産は過去最高の5280億ドルに達した。

原題:Hedge Funds Are Shuttered as Investors Go With Europe’s Big Guns(抜粋)

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