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昨年のモメンタム株好調、米国株強気派にとっては喜べない事情

  • この戦略の2015年リターンはプラス32%、S&P500種は小幅な動き
  • 過去の事例では強気相場の最終局面に向かう流れ

昨年は株式市場が足踏みしたにもかかわず、モメンタムに基づいて株式を購入する投資戦略が2007年以降最高の結果をもたらしたのは奇妙に見える。実際そうなったのだが、強気派にとっては朗報ではない。

  過去6カ月から1年間に最も値上がりした銘柄と定義される「モメンタム株」は15年も上昇を続け、エバーコアISIとブルームバーグのデータによると、リターンはプラス32%だった。次に好調だった投資戦略に10ポイントの差をつけた。S&P500種株価指数は総じて小動きにとどまったものの、アマゾン・ドット・コムやリジェネロン・ファーマシューティカルズなどの銘柄やバイオやソフトウエアといった業種の上昇が相場をけん引した。

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  7年目の強気相場において投資家はうまく機能する材料は何でも歓迎したが、これが楽観論を支える要因の一つだと誰もが判断しているわけではない。過去の事例ではモメンタム株のパフォーマンスは相場上昇局面の最初ではなく、最後に近づいた段階で相対的に高くなっており、企業収益の伸びなどといった伝統的な相場けん引力が低下した時に、見境のない買いが入ることを示唆している。

  ウェルズ・キャピタル・マネジメント(ミネアポリス)の投資担当チーフストラテジスト、ジム・ポールセン氏は、「他の戦略がうまくいかない状況にあって、モメンタム株により多くの資金が流入した。市場サイクルの最終局面によくある特徴だ」と述べた。

原題:Too Much Momentum Is Hazard for U.S. Equities Stuck in Neutral(抜粋)

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