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中国経済は2つのスピードで進行-製造業鈍化、サービス業上向き

更新日時
  • 製造業PMIは5カ月連続で活動縮小を示唆、2009年以来最長
  • 非製造業PMIは54.4と、1年4カ月ぶりの高水準

中国経済では業種間の不均衡が続いている。今年最初に発表された経済統計では、製造業活動が2009年以来最長となる5カ月連続の縮小となる一方で、サービス業活動は約1年ぶりの高水準となったことが示唆された。

  中国国家統計局が1日発表した昨年12月の製造業購買担当者指数(PMI)は49.7と、前月の49.6から小幅上昇した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値は49.8だった。12月の非製造業PMIは54.4で、14年8月以来最高。指数は50を下回ると活動縮小を示す。

  IHSグローバル・インサイトのアジア太平洋担当チーフエコノミスト、ラジブ・ビスワス氏(シンガポール在勤)は「指数は中国経済が2つのスピードで動いていることを依然示唆するものだ。製造業、特に重要な輸出分野では勢いが緩やかなのに対して、サービス業は力強さを増した」と指摘。鉄鋼や造船など重工業の過剰供給能力は「16年に中国製造業の成長の重しとなり続ける」可能性が高いとした。

  新年を迎え政策当局者は、経済の新しいけん引業種では力強さが新たに示唆されているものの、中国人民銀行(中央銀行)による6回の利下げや財政刺激策の強化にもかかわらず古いけん引業種になお上向きの兆しがない状況に向き合っている。このシフトは中国経済にとって長年の課題となっている投資や製造業から消費やサービスへの転換だ。

Manufacturing stabilizes near 3-year low

  財新伝媒が4日発表した12月の中国製造業PMIは48.2と、活動拡大・縮小の分かれ目となる50を下回った。前月は5カ月ぶりの高水準となる48.6を付けていた。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値は48.9だった。

原題:Two-Speed China Growth Intact as Factories, Services Diverge (1)(抜粋)

(第5段落に12月の財新製造業PMI指数の情報を追加し更新します.)
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