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タカタ株がストップ高、国内自動車会社が共同出資の支援案浮上の報道

更新日時

エアバッグ問題を抱えるタカタの株価が一時、値幅制限いっぱいのストップ高となった。国内自動車メーカーが共同出資して経営を支援する案が浮上していると、一部で報道された。

  4日のタカタ株は一時、昨年末比19%(150円)高の957円のストップ高となった。タカタの経営を支援するため、国内自動車メーカーが共同で出資する案が浮上していると同日付の産経新聞が報じた。

  報道によると、支援案の背景にはタカタが経営破綻するとエアバッグやシートベルトなど安全部品の供給が滞る恐れがあることや、海外企業の買収による技術流出を防ぐことがあるとしている。自動車メーカーからは大株主で最大顧客のホンダが支援を決断すれば協力するという声もあるほか、大手銀行からは最終的な対策費が1兆円になるとの試算も出ているという。

  自動車調査会社、カノラマジャパンの宮尾健アナリストは、日本の自動車メーカーがタカタを支援する「可能性はある」と指摘。エアバッグで世界屈指の規模を持つタカタの生産に支障が出れば「必要な数の自動車をつくれなくなる」ほか、オートリブなど海外勢がタカタのシェアを奪って市場で支配的な地位を築けば、エアバッグの納入価格の上昇につながり、国内自動車メーカーにとってもタカタを支援するメリットがあるという。

  タカタ広報担当の松本英之氏に対して電話と電子メールで取材を試みたが、現時点で応答はない。日産自動車・広報担当の奥田浩司氏やトヨタ自動車・広報担当の黒須逸記氏、富士重工業・広報担当の矢野賢一氏は電話取材に対してコメントを控えた。ホンダやマツダの広報担当者からもコメントは得られていない。

(第4段落に外部コメント、最終段落に自動車会社への取材情報を追加.)
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