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中国:12月の製造業活動、5カ月連続で縮小-下押し圧力の強さ示す

  • 製造業PMIは49.7で前月から0.1ポイント上昇
  • 非製造業PMIは54.4-14年8月以来の高水準

中国の製造業活動が昨年12月に5カ月連続で縮小したことが、今年最初に当局が発表した経済指標で示された。縮小局面は2009年以降で最長となった。

  中国国家統計局が1日発表した昨年12月の製造業購買担当者指数(PMI)は49.7と、約3年ぶり低水準だった11月の49.6から小幅に上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値は49.8だった。同時に発表された12月の非製造業PMIは54.4と、14年8月以来の高水準に達した。両指数共に50を下回ると活動縮小を示す。

  エコノミストの間では、製造業活動の縮小が続いていることから金融・財政面で一段の支援策が講じられるとの見方がある。コメルツ銀行の周浩エコノミスト(シンガポール在勤)は「成長の勢いは幾分安定しつつあるが、製造業PMIは5カ月連続で50を下回った。製造業セクターは依然として強い逆風にさらされている。金融政策は引き続き緩和的で、財政政策は一層積極化されるだろう」と述べた。

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  統計局は発表資料で12月の製造業PMIについて、需給両面での改善を示しているが、製造業セクターへの下押し圧力はなお大きいとの見解を明らかにした。

  ブルームバーグ・インテリジェンスの陳世淵エコノミスト(香港在勤)は指数改善について「当局の刺激策などが奏功し、成長の勢いの安定化が続いていることが示唆された」と指摘。その上で、「それにもかかわらず製造業PMIが製造業活動の拡大・縮小の境目である50をまたも割り込んだのは、景気が全般的に弱いままであることを示す」と分析した。

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  製造業PMIの昨年の平均は49.9となり、それ以前の5年間の平均である50.7を下回った。ただ12月の製造業PMIでは一部に前向きな兆候も見られた。生産は52.2と、前月の51.9から上昇。新規受注は50.2。11月は49.8だった。雇用は若干低下した。12月の非製造業PMIでは新規受注が51.7と、14年5月以来の高水準となった。

原題:China Factory Gauge Signals a Fifth Month of Contraction (3)(抜粋)

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