ゴールドマンとJPモルガンか-「フィンテック」時代の最大の勝ち組

  • オートノマス・リサーチが今月調査を実施
  • 85%が勝ち組と負け組が混在する局面になると予想

到来しつつある金融テクノロジーの変化をけん引する「フィンテック」と呼ばれるベンチャー企業群に取って代わられることなく、そうした流れから最も大きな恩恵を受けそうなのがゴールドマン・サックス・グループとJPモルガン・チェースだ。調査会社オートノマス・リサーチがこうした調査結果を示した。

  今月の調査を担当したオートノマスのパートナー、ブライアン・フォーラン氏によれば、ゴールドマンとJPモルガンはテクノロジー活用で最良の実績を残しており、決済やブロックチェーン、自動投資といった分野への新たな参入者からうまく学ぶことができる見込み。調査では企業幹部と投資家150人のうち85%が勝ち組と負け組が混在する局面になると予想、銀行が大きな脅威に直面していると考えていると答えたのは14%となった。

  フォーラン氏はインタビューで、「人々が考えるほどテクノロジーの動きは急ではない。伝統的な企業が構築や買収、提携を通じて取り入れるのに十分ゆっくりな変化のペースとなるだろう」と述べた。

  調査では、投資銀行業とトレーディングで最大級の収入をすでに生み出している2つの銀行JPモルガンとゴールドマンが、最も大きな勝ち組として選ばれた。モバイル決済がより一般的になり、ブロックチェーン技術が多くの法人ビジネスのコストを引き下げることから、両行と並ぶ勝ち組がクレジットカード会社のビザとマスターカードだろうと指摘された。

  一方、テクノロジーの変化で最大級の負け組の1社になるとして調査回答者が挙げたのは、アメリカン・エキスプレス(アメックス)だ。重要な提携解消後、アメックスの株価は今年25%安と、ダウ工業株30種平均構成銘柄の中で2番目に悪い成績となっている。アメックスの広報担当者は調査結果についてコメントを控えた。

  フォーラン氏はアメックスが高めのカード取引手数料に基づくビジネスモデルを採用していると説明した上で、「フィンテックがいずれ取引をよりスムーズにし、そのコストを押し下げれば、高めの価格を設定している企業が最も打撃を受けるだろう」と話した。

原題:Goldman, JPMorgan Seen as Fintech Winners While AmEx Suffers(抜粋)

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