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中国の景気安定化を示唆-最近公表された12月の民間指標

  • 百度の検索データは中小企業における若干の改善を示唆
  • 最近相次ぎ中止された民間指標公表を補うデータとなる

中国経済に関し早めに公表される12月の指標が景気安定化の兆し拡大を示していることから、2016年の経済政策をまとめた中国当局は景気の基盤が強固になりつつある中で来年を迎えると安心できそうだ。

  インターネット検索データや企業幹部の意識などの指標で、改善が目に見えている。民間の景気指標発表が最近相次ぎ中止されたが、それを補う形でこうしたデータが最新の経済情勢を浮かび上がらせている。

  中国共産党と政府が翌年の経済政策を協議するため年に1度開催する中央経済工作会議が4日間の日程を終えて21日発表した声明では、景気急降下の阻止に向け財政赤字拡大と住宅供給過剰圧縮を含めた対策を強化することが示唆された。中国当局が今年の7%前後の成長率目標達成は可能だと述べる一方で、ブルームバーグのエコノミスト調査では今年は6.9%、来年は6.5%の成長率が見込まれている。

  マークイット・エコノミクスと財新伝媒がまとめる製造業PMIは10月から速報値発表がなくなった。中国民生銀行と華夏新供給経済学研究院も、共同でまとめている民新購買担当者指数(PMI)の発表を取りやめることを今週明らかにした。

百度の予想

  中国政府の製造業購買担当者指数(PMI)についての非公式予想では、今月の安定化が示されている。インターネット検索エンジンで中国最大手の百度(バイドゥ)が公表する12月の同PMI予測は50.2と、11月の公式発表(49.6)から上昇。同PMIは50を上回ると製造業活動の改善を意味する。

  1日に60億件以上の検索を扱う百度はデータを活用し3カ月先までの同PMIを予想。来年1月の同PMIは50.2、2月は50.3になるとしている。同PMIが50を上回ったのは今年6月が最後。

  百度はまた、より小規模な企業の製品への関心に関する検索データに基づく指標も公表。中国経済の約60%に寄与する中小企業(SME)の状況改善が示されている。100を下回ると悪化を示唆するSME指数の速報値は今月99.5と、11月の改定値(99)から上昇。大半のセクター別指数はほぼ変わらずで、地域別では広東省など沿海部の持ち直しが強まっている。

Baidu  Searches Signal Strengthening Economy

 

原題:China’s Earliest Economic Indicators Show Signs of Stabilization(抜粋)

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