一族の資産を管理する米国のファミリーオフィス大手の最高経営責任者(CEO)は2014年に、給料とボーナス、長期報酬を合わせ中間値で83万ドル(約1億200万円)の報酬を得た。フィデリティ・インベストメンツの調査で分かった。人材争奪戦が激しくなるに伴い報酬も上がっている。

  秘密のベールに覆われた業界の報酬についての本格的な調査はこれが初めて。フィデリティが30日発表した調査結果によれば、運用資産10億ドル超のファミリーオフィスの最高幹部4人のうち3人の総報酬は中間値で少なくとも50万ドルだった。別の調査によると、16年の給料は前年から緩やかに増える見込み。

  ここ10年にテクノロジー起業家やヘッジファンド運用者が富を蓄えファミリーオフィスの需要が高まった。人材紹介会社スペンサー・スチュアートのウェルスマネジメント担当パートナー、サラ・バーリー・リード氏は「ファミリーオフィスの人材獲得競争は激しくなっている。富裕な一族が実力のある運用者を求め、その結果として報酬も高くなる」と話した。

  調査はフィデリティのファミリー・オフィス・サービシズ部門が216のシングルファミリーオフィスを対象に実施した。

  ファミリー・オフィス・エクスチェンジが10月に公表した調査結果によると、ファミリーオフィスの88%が16年に従業員の昇給を計画しており、中間値で3%増える見込み。同調査は米国とカナダの112のファミリーオフィスを対象にまとめた。
    

  

原題:Top Family Office CEOs Earned $830,000 in 2014, Fidelity Says(抜粋)

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