30日のブラジル株式市場では、指標のボベスパ指数が下落。ブラジル中央銀行の調査によると、汚職捜査の広がりで政府の財政再建への取り組みに影響が出るとの見方からエコノミストがブラジル経済の成長率予想を下方修正したことが嫌気された。

  ボベスパ指数は前週末比1.6%安の45120.36で引けた。月間ベースの下落率も1.6%だった。MSCIブラジル指数の業種別では一般消費財が4年ぶりの大幅下落となった。

  食肉加工のJBSが売られ、ボベスパ指数の下げを主導。ブラジル国立経済社会開発銀行 (BNDES)が同社から時価を上回る金額で株式を取得し、最大8億4800万レアル(約270億円)の損失が出た可能性について監査当局が調査しているとフォリャ・ジ・サンパウロ紙が報道。鉄鉱石生産のヴァーレは11年ぶりの安値。BHPビリトンとの合弁事業で発生したダムの決壊で政府は最大200億レアルの補償を求める方針を示した。

  ブラジルの投資銀行、グルポBTGパクチュアルは4営業日続落し、上場来安値を付けた。4日間の下げは計32%に達した。フォリャ・ジ・サンパウロ紙は、同行に有利となるように法案を修正する見返りにクーニャ現下院議長に4500万レアルを支払ったと記述したメモを当局が押収したと報じた。

原題:Brazil Stocks Fall on Recession Forecast Amid Political Turmoil(抜粋)

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