中国人民元、オフショア市場で上昇-IMFのSDR採用決定で

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  • 数十年にわたり日米欧が占めていた世界金融システムに中国が加わる
  • 経済面の現実を受け入れたということだとブランチフラワー氏

30日の中国人民元はオフショア市場で上昇。国際通貨基金(IMF)が特別引き出し権(SDR)構成通貨として人民元の採用を決めたことが買い材料になっている。数十年にわたり日米欧が支配的地位を占めていた世界の金融システムに中国が加わることになった。

  ニューヨーク時間30日午後3時54分(日本時間1日午前5時54分)現在、人民元は1ドル=6.4243元と約0.4%上昇。IMFはこの日の理事会でSDR構成通貨にドルとユーロ、ポンド、円に人民元を加えることを決定。決定の発表前、人民元を支援するため中国の銀行勢がドルを売っているとの観測から元は下げ分を取り戻していた。

  イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会 (MPC)の元委員で、ダートマス大学のダニー・ ブランチフラワー教授(経済学)はブルームバーグテレビジョンに対し、「これは経済よりも政治的な動きだ」と指摘。「経済面の現実を受け入れたということだ。世界貿易での中国の重要性は高まってきている」とコメントした。

原題:Yuan Trades Higher Offshore as IMF Approves a Reserve Currency(抜粋)

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