産金業界は縮小へ、鉱山生産される金の半分が不採算-ランドゴールド

  • 金価格は27日、5年ぶりの安値付ける-ドル相場上昇と利上げ観測で
  • 「産金業界で約束された全ての価値はどこに行ったのか」:CEO

ランドゴールド・リソーシズは27日、鉱山生産される金の半分は現行の価格水準では採算が取れず、産金業界が統合や減産を実施する必要性を示唆しているとの見方を示した。同社の株価は過去10年、主要産金株の中で最良のパフォーマンスを示している。

  ランドゴールドのマーク・ブリストー最高経営責任者(CEO)はトロントでのインタビューで「不採算の状態で金生産を続ければ続けるほど価格への下押し圧力が増す」と指摘。「中期的には、それは産金業界にとって非常に強気の見通しにつながる。問題は、不採算の金供給をいつまで続けるかということだ」と述べた。

  ドル相場の上昇に加え、米金融当局が12月に利上げを実施するとの観測が高まり価値の保全手段としての金の魅力が低下する中、金価格は今月27日、5年ぶりの安値まで下げた。工業用金属の生産各社は減産する方針を示しているものの、「産金業界にはそうした心理はなく、鉱山から出荷し、誰かが買うという考えだ」と述べた。

  金価格が下落する中、産金各社は最高品位の鉱石にのみ重点を置くことで鉱山の寿命を縮めつつある。ブリストーCEOによれば、これによって将来の生産が制限されるとともに価格上昇が支えられる見通しだ。同CEOはトロントでのバンカーらを対象としたプレゼンテーションで、各社が将来の生産を犠牲にして積極的に高品位鉱石の生産を進めているため、産金業界の寿命は約5年に縮小しつつあると述べた。

  ブリストーCEOはプレゼンテーション後のインタビューで「各社は短期的な出荷を目指しているため鉱山の最適寿命を注視しなくなっている。産金業界で約束された全ての価値はどこに行ってしまったのだろう」と語った。

原題:Gold Industry Set to Shrink With Half Unfeasible, Miner Says (2)(抜粋)

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