秋の味覚の白トリュフ、今年はシェフ泣かせ-1ポンド約15万円に上昇

  • イタリアの主産地で天候が乾燥、白トリュフが67%値上がり
  • ロンドンの高級レストラン、シェフら採算度外視でトリュフ提供

ロンドンの高級レストランの一部では、世界で最も高価な食材を利用した料理を提供してもほとんど利益が出ていない。その食材とは、白トリュフだ。

  秋の味覚、白トリュフは通常グラム売りされるが、卸売価格は1ポンド=約1200ドル(約14万8000円)と、昨年と比較して67%値上がりし2012年以来の高値に達している。イタリアの天候が乾燥して収穫高が減り、金1オンスにほぼ匹敵する価格となった。アンジェラ・ハートネット氏らシェフにとってトリュフは高過ぎるためこの食材を使った料理を提供しても利益は見込めない。

白トリュフ

  「けちけちするより顧客にトリュフを楽しんでもらった方がずっといい。季節感を味わう料理であり、これで大きく稼ごうというつもりはない」。著名シェフ、ゴードン・ラムゼイ氏の元弟子で、ロンドンのメイフェア地区にあり、ミシュランの星を得ているレストラン「ムラノ」のオーナー、ハートネット氏はそう語る。

  通常、イタリアのアルプス地方の山で見つかり、年に数カ月しか採取されない白トリュフは最高級食材とされている。

  イタリアのアスティの農業園芸事業協会のデータによれば、中型から大型のトリュフの最高値は1キログラム=2500ユーロ(約33万円)と、昨年の1500ユーロから値上がりしている。同協会は収穫期の10-12月に価格を提供している。
  
原題:Top Truffles at $1,200 a Pound Mean Mushrooming Costs for Chefs(抜粋)