カナダの医薬品メーカー、バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナルの株価が30日のニューヨーク市場で2年ぶりの安値に下落した。月間ベースの値下がり率は過去最悪となった。物言う株主として知られるビル・アックマン氏が同社株価の回復を投資家に納得させることができなかった上に、空売り業者が運営する株式情報サイト、シトロン・リサーチが新たな不正疑惑を示唆した。

  アックマン氏は自身が最高経営責任者(CEO)を務めるパーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントが行った電話会議で、バリアントの株価は反転し、いずれ高値を更新すると同社を擁護した。しかし、シトロン・リサーチが新たな不正疑惑を示唆したこともあり、バリアントの株価は16%安の93.77ドルに急落して取引を終えた。

  シトロンを運営する空売り投資家のアンドルー・レフト氏は、アックマン氏が株価下落に賭けた栄養補助食品メーカー、ハーバライフよりもバリアントの方が株価ゼロに向かって下げる公算が大きいとした上で、11月2日に新たな情報を明らかにすると表明し、バリアントの株価は下げ幅を広げた。シトロンは先週、バリアントの会計手法に疑念を呈し、同社株価急落を招いた。

  バリアントの株価は週間では19%安。月間では過去最悪の47%の下げ。30日の終値は2013年7月31日以来の安値となった。

原題:Valeant Hits 2-Year Low as Ackman Ignored; Citron Plans Report(抜粋)

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