29日のインド金融市場では同国株の指標であるS&P・BSEセンセックスが1週間ぶりの大幅高となった。国債も買われ、10年債利回りは2年ぶり低水準を付けた。インド準備銀行(中央銀行)が予想を上回る利下げに踏み切ったほか、海外投資家によるインド国債保有の規制を緩和したことが手掛かり。

  センセックスは前日比0.6%高の25778.66で取引を終了した。一時は1.3%下げた。10年債(2025年5月償還)利回りは11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の7.61%。終値ベースで2013年7月以来の低水準となった。

  インド中銀は政策金利のレポ金利を0.5ポイント引き下げ6.75%にした。ブルームバーグがエコノミスト52人を対象に実施した調査では1人だけがこの結果を予想、大半は0.25ポイントの利下げを見込んでいた。

  同中銀はまた、海外投資家向けにインド国債の購入規制を緩和。購入上限を発行済み国債の5%に2018年3月まで段階的に引き上げると発表した。これにより、1兆2000億ルピー(約2兆1800億円)相当の資金が流入する可能性があるという。これまでの上限は300億ドルで、インドの証券保管振替機関のデータによれば、この枠を海外投資家はほとんど使い切っていた。

  個別銘柄では、住宅金融でインド最大手のハウジング・デベロップメント・ファイナンス(HDFC)が先月21日以来の高値を付けた。国内最大の乗用車メーカー、マルチ・スズキ・インディアは3.2%上昇。年初来上昇率は41%に達した。

原題:India Bonds, Stocks Rally as RBI Rate Cut Pares Losses in Rupee(抜粋)

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